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特に小〜高校で使うような文房具は、ターゲットやウォルマートなどのディスカウントストアで買うことがほとんどですよね。あんな大規模の小売業では、大量に売ることを求められるから、そもそも高いトンボの鉛筆なんてバイヤーが買う時点でNGだと思うな。
一つ40円で仕入れられるダースの安い鉛筆と、トンボの250円。販売軽費もろもろ上乗せして売価を倍にしたら、80円の鉛筆ダースと500円の鉛筆ダース。
バイヤーにしたら、トンボはNGだよね。いくら品質が良くても。
トンボもパイロットも昔からアメリカに進出してますが、おいてあるのは、ホビーの店とか、Staplesとか、あと、ハイブランドの雑貨店とか、高品質を高値段で買いたい店だけですよね。
前にリテールのビジネスコンサルがいってたけど、日本は隅の四角いところを丸くしたり、ちょっと角度をつけてみたり、使い勝手はいいんだけどメーカー独自品の扱いになって中国でもアメリカ向けのような大量生産ができずに、結局高コストになるんだそうです。
国際線にのっても、JALとかANAとか明らかに内装が米系とちがいますもんね。独自のデザインセンスというか、重箱の隅をつついた議論を重ねたであろうインテリアデザイン。価格第一という大多数の庶民には受けずに、こだわりのあるような日本国民にしか受けないデザイン。
日本国内では安い粗悪な製品は絶対うけない代わりに、海外ではうけないんですよね、日本製品は。車だけ例外。価格で勝負できてるから、まだ。
家電もこういう経緯があって、日本勢は全滅しましたね、アメリカで。選ぼうにもホームデポでもベストバイでも、すでにも駆逐されて売られてない。民衆どころか、バイヤーにNGだされてる。
この国民性、別のところではっきできてるのが、研究開発分野で、四半期や単年度など短期間で成果をださないと首のアメリカでは絶対できない研究を企業が許してたりする。コピー機のコアとか全部日本勢だったのに、もう電子書類がここまで普及すると、コピー機企業も傾いてるけど・・・
日本、がんばれ!!なんかこの国民性、まだいけるところはあると思うんだけど。特に兵器開発。
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