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▼柴犬さん:
>これは私はよくわからないのです。なので是非ご意見伺いたいです。
>そもそも多文化主義やdiversityの目的はなんなのでしょうか?
>
>1960年代のCivil Rights movementによってAAが制定されたり、時代は多文化をサポートするように流れて行ったのはわかります。もともとは黒人への過去の是正や機会の均等のためというのもわかります。でもなぜアメリカは今なおこれほどまでにdiversityを重要とするのでしょうか。
>政府の目的とするところはどこですか?
多文化主義も、柴犬さんがいうように元々の始まりは非常に人間的で良心的な政策だったと思います。これは多くの他の失敗に終わった(あるいは施行中の)政策にも言えることですね。"The road to hell is paved with good intentions"ということわざが英語にありますが、多文化主義も同じだと私は思います。
でも行き過ぎた多文化主義は、Identity Politicsを促すことになり、それぞれのアイデンティティグループに属する人たちが、自分のグループにのみ帰属意識を持つようになってしまった。これによって非常にTribalな考え方しか民衆ができなくなってしまったんです。だから白人VSマイノリティー(このトピですね)のような考え方が普通になったり、黒人は黒人の政治家しか信用しなかったり、女性が女性の政治家じゃなければ女性の気持ちなんて分からない、と発言するようになってしまったわけです。
それぞれのアイデンティティグループが、自分のグループ以外は敵であるとみなしていたら、社会は一丸として協力し、助け合っていく力を失ってしまいます。これが多文化主義の欠点であると私は思います。
ちょっと夕飯を作ってきます(笑)
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