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病院で心理職で働いていた期間が長かったんですが、人より勘が鋭い同僚が結構いました。
お医者さんでもいましたが、仲良くなって腹を割って話せるようになると、実は見えるとか聞こえる、とこっそり教えてくれたりしました。
でもこういう人たちって、絶対に自分から「特殊能力がある」とは言いませんでしたね。
本当に必要な時にだけ、「もしかして、**だったりする?」みたいな感じでさらっと聞いて、「どうしてわかったの?」と聞かれても、「見えたから、聞こえたから」とは決して言わずに、「もしかしてそうかも知れないと思ったので」という感じで、患者さんとの治療にその能力を使うときも、実際の治療はサイエンスベースのものをメインにする、という感じでした。
彼ら曰く、「見える、聞こえる、感じる」特殊能力があるというと、どうしてもその能力に頼ってくる人が出てくるので言わないようにしてる、本人の自分で感じる力を信じることの方がなにより大事なので、それをサポートするのに能力を使うことはあっても、「凡人のあなたには見えない、聞こえないことを、特殊な能力がある私が教えてあげる」という風には絶対に使わないそうです。
みなさん総じて非常に謙虚な人だったのも印象的です。
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