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アニサキスそのものはマイナス8度ぐらいで12時間もすれば死亡します。と言うか、アニサキスを囲っている細胞膜はそのくらいで分解します、つまり、現代で家にある普通の冷凍庫でも単純なものでもマイナス10度以下に下がるので殺すことが可能です。
ただ、内部に入り込んだアニサキスが確実に死亡したのを確認するのがむずかのです。
出来ることと言えば扉を開けないで三日ぐらい、十分死ぬことが確認できる温度まで下げれば大丈夫。
その点業務用の市場等の冷凍庫はマイナス40度までいくらから余裕をもって殺せるだけなので、別に家庭用で殺せないということではありません。時間をかければいいだけです。
ただし、一つ注意してほしいのが“その魚にどのくらいアニサキスがいたか?”と言う濃度の問題もあります。
例にイカなんか普通にいます。ただ、なぜアニサキスに当たらないかと言うと早いうちに処理するからアニサキスが活発化する前に殺すことができます。イカが死ぬとどうなるか?、主に内臓にいたアニサキスが宿生が死ぬことにより、筋肉部まで食い込んでくる。だから〆てから時間がたったイカや、足の速いサバが危険と言われる理由なのですよ。サバなんかは酢につけてもダメ、あれはかなり念を入れて冷凍処理してから味付けして締めサバなどにします。
一つ注意したいのが、魚が死んでしばらくして冷凍してもその前にアニサキスは体全体に回り結果的にアレルゲンを出します。高価な刺身用のイカは早いうちに内臓を抜いてしまうからアニサキスに襲われないのですよ。アニサキスも内臓が好きですので。
これが魚介類やサバや青魚のアレルギーの原因にもなります。アレルゲン抗体を人間が持ってしまうんですね。
と言うわけでどうしてもやりたい方は漁獲して、早いうちに内臓を処理した魚を家庭用冷凍庫で十分固めた後で回答して食べればリスクは減らせるということです。
早いうちに内臓を抜いた魚をどうやって調べるか?そりゃ無理です。
ただ、サーモンなんかは時間がたつと内臓を取り出しにくくなる(分解してしまう、味も落ちる)のですぐに処理するので安全性は高いと言われていますが。
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