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▼うつさん:
>本当この国の医療体制が信じられません。精神科医の数はちゃんといるのに、どうしてこんなことになるのか?
>日本のメンタルクリニックも確かに混んでいますが、どんどんんさばいて診てくれていますよね?
精神科医はアメリカでは足りないのですよ。まず、メディカルスクールに入った後の希望者が絶対的に足りない。養成に時間が掛かるし、給料はたしかに良いのですが手間がかかる。外科的な専門なら20分とかで回していけますが、精神科医は聞かなくてはいけないし、レポート作成などで時間がかかる。医師も効率の問題からなかなかなりたがらない。医師も商売です。いくら給料が良くても労働投入量が高ければ生産性は上がりません。天秤にかけます。
精神科の医師は優秀なのを入れなくてはいけないのですが、そのへんの問題から眼科や、耳鼻咽喉科に逃げられてしまいます。精神科の医師になってもらうにはもうこの先、メドスクールでも別選考しか無いのではとも、言われています。それに養成しても開業以外にも、公的機関にも回さなくてはいけない。
>日本のメンタルクリニックも確かに混んでいますが、どんどんんさばいて診てくれていますよね?
これが日本の精神科の大きな問題なのですよ。問診はポイントが低いので処方薬が必要になる。それも量が増えていくし、精神系の薬の開発が進み、高く売れるクスるりが海外からたくさん入ってきます。『効かないようですね、では新しい薬と併用しましょう』というのが日本のやり方です。薬で抑えられれば患者も増やせる。
日本のほうが良いのではなくて、日本の精神科のようにしてはいけないのですよ。
病気というのはその分野の意志が増えると発見率が増えて、患者が増えるという側面があります。医師がいればいいという問題でもない。
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