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▼初耳さん:
>「電子ピアノではムリ」とはクラビノーバで練習していては、グランドピアノで音を出すのが無理、と言う事でしょうか?
違います。
言葉通り、「電子ピアノではこの曲を弾くのはムリ」ということです。
電子ピアノとアコースティックピアノでは、音が出る仕組みが全く違います。
更に、アップライトとグランドでもハンマーの構造が違います。
アップライトのハンマーは縦に設置されていて、鍵盤を叩くとハンマーが横に引っ張られてバネで戻す仕組みです。次の音を出すためには鍵盤が元の位置に戻るのを待たないといけません。なので連打出来る音の数に限りがあり、一般的には1秒間に7連打が限度です。
それに比べ、グランドピアノでは鍵盤が元の位置に戻るのを待たなくても次の音が出せるため、1秒間に14-20回の連打が可能です。アップライトの2-3倍の音を出せる訳ですね。
トピ主さんが例に出されたような高難度の曲を弾くためには、細かな指のタッチを繊細に表現できるグランドピアノでないと無理なのです。うねりのようなトリルなど特に…
電子ピアノには、そもそもハンマーがありません。
電子音ですので強弱も付けにくく、プログラムされた音しか出せないので表情のない演奏になります。
構造的に無理と言ったのはそういうことです。
>子供は小学校高学年ですが、テクニック的に弾けていてもただそれだけで、聴いている人の心に響く様な演奏力はなく、ただ「弾けて嬉しい」という自己完結型です。
電子ピアノでは上に挙げた理由で、表現力豊かな、心に響くような演奏は出来なくて当然ですよ。
簡易版とかではなく原曲でこれらの難曲を、しかも小学校高学年で弾いているのなら、ぜひ良いピアノで練習させてあげて下さい。楽しみですね。
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