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多くの場合は、自分に特殊能力があるという逃避ファンタジーから抜けられなくなった人達です。人格形成期に何か辛い経験をして、そういったファンタジーに逃避することで乗り越えたりすると、そこから抜けられなくなったりするようです。
人格障害のような精神疾患が背景にある例もあるので、そういう人に出会ったら、あまり深入りしないで速やかに去るのが身の為です。
世の中「勘の良い人」はいますが、対人上の感性の非常に鋭い人や、過去の経験や情報が頭の中で上手に整理されていてそれを応用できる人達です。
ただ、「勘」である以上は、当たることも当たらないこともあるわけで、その限界をきちんとわきまえないとなりません。
医療分野でも、時々そういった「勘の良い人」はいるようです。しかし、勘ばかりに頼っていると、ある時点から次々と誤診したりすることもあるようなので、まずは標準的な医療判断能力を身に着けてる必要があるのはもちろんです。
どんな分野でも、人一倍判断力の優れた人はいます。特殊能力というよりは、チェスの名人のように、知識や経験に照らして、物事の先の先の可能性を考え、その時点で最善の道を選択できる人です。そういう人は、たとえ結果的に間違った判断をしても、人より早く間違いに気付いて軌道転換できるんですよ。
不確実性の高い職種分野だと、そういった判断力が人より3〜5%優れているだけでも、小さな判断を積み重ねていくと結果的に大きな差が出てきたりするのもです。
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