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* よく見てないと分からないと思いますが、アメリカ社会で
「子供の貧困」と言うのは、大きな問題です。
低所得地域の学校〜中流、それ以上の階層をバックにする学校で
一割〜3割(?)ぐらいの児童が貧困家庭から通学していると見られます。
だから、子沢山の家庭を含め、子供一人に30ドルというように頭割りで
割り当てる、と言うことは現実的ではありません。
子供の誇りを傷つけます(教育者からの見地)。
* キリスト教: 毎週、教会に通っている家庭もアメリカ社会に
一定の割合で居ます。
キリスト教で「金持ちが天国に行くのは、タクダが針の穴を通るより
難しい」という句も誰でも知っている語句で、人びとの行動様式を
縛っているのかも? 寄付、ボランティアは善で、表立って反対
できない。
* アメリカ社会は成立過程で、(特に西部は)、地域の人びとが協力して
作りあげた、ボランティアが必須の社会でした。お金で済ます、
というより、汗を流す、時間を使って共通の「善」に向かって協力する
という事が良いこととなりました。
* 大都市では、地域の人たちが面と向かって会って協力する、という
場面が減っていますが、子供の学校レベルでは(PTA)、
ボランティア制度が残っているのでしょう。
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