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就職のことを聞かれていたので、もう成人近い子供なのかなと思ってレスしませんでしたが、まだ4年生とのこと。
そのご友人に、そのまま日本にいるように勧めてください。
まず、アメリカだろうがどこだろうが「発達障害も個性のうち」と受け入れられるのは、親たちが必死で療育を受けさせて、本人も頑張って、みんなができることはすべてやったあと、やっと言えることです。
親が子供の障碍に向き合わず、まわりに期待したりまわりを責めたりした場合、とくにアメリカの場合すぐに問題が起こります。
そのお子さんは、日本で障碍者の療育やセラピーなどの治療・教育のサポートを受けていますか。
子供に合った療育を見つけるのは、日本でも大変なはずです。ましてアメリカでは、日本以上に戦いですよ。親が戦って手にいれるのです。
アメリカ人でさえ圧倒されるプロセスです。親が留学生している場合ではありません。
暴力があるとのことなのでセラピーやカウンセリングは必須だと思いますが、本人が英語でそれらを受けてどれだけ効果があるのか。いえ、それ以前に、それらのサポートを受けられるように親が戦う覚悟があるのか。いきなり英語の環境で本人はやっていけるのか。
長々と書きましたが、これは私の実体験です。たとえば、すでに英語ができる子をアメリカの自閉症療育で有名な私立学校に入れるために渡米する、という話なら素晴らしいと思います。アメリカは発達障害の療育の本場です。ただし医療と同じで、世界一のものがあってもなかなか恩恵に預かれないのがアメリカです。
まずは、アメリカで自閉症児を育てている日本人たちのブログを読むように勧めてみてください。みんな必死で戦っています。
繰り返しになりますが、「個性だ」と言えるのは療育をしっかり受けたあとの話です。
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