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私は他の皆さんのようになかなか吹っ切れず、アメリカに帰って来てからもしばらくホームシックです。 「昨日の今頃は…」「先週の今頃は…」と、日本ではああしてた、こうしてた、とふりかえりながら湿っぽくなるのが2週間ぐらい続きます。 時計を見て、「日本は今、〇時だなあ」、今頃日本の家族は夕飯を食べている時間だとかテレビを見ている時間だとか、グジグジと考えたりします。
日本を離れる前日はお風呂場で泣きます。 当日は、実家を出てバスで駅まで向かう道のりが一番辛いです。 泣かないように、必死で楽しいことを考えたりします。 飛行機が離陸する直前、滑走路をスピードを上げて走る時はもう頭の中をひたすら無にするように頑張っています。 アメリカの空港について、あの独特のピザの匂いというかファストフードの匂いを感じた時、「ああ、帰って来ちゃったな」と思います。 夫や、飼っている猫たちに会えるのが唯一の希望です。
アメリカに住むようになってからもう20年近くになり、毎年里帰りをしていますが、未だに毎回こんな感じです。 いつもつらいです。 なので、こちらに帰って来たらなるべくすぐに仕事をするようにしてなんとか気を紛らわせます。
将来は日本に永久帰国したいので、こうして日本ロスを感じつつ海外で生活できるのも今のうち、と、こんな風に日本を想いながら生活するのも悪くないじゃない、と自分に言い聞かせています。 アメリカの生活もいいところが沢山あって好きですけど、私はやっぱり日本が一番いいなぁ。 でもこんな風に思えるようになったのも離れているからこそですよね。 今の生活に感謝しないと。
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